アントシアニンとは

アントシアニンは、花や果物などの植物に存在する色素です。

もともとアントシアニンは、花の青い色素成分として発見されました。

そのため、アントシアニンという名称は「青い花」(語源はギリシャ語の花anthosと青色cyanos)に由来しています。

実際は、アントシアニンは果物や花の青色はもちろん、赤や紫の色素にも広く分布しています。

このアントシアニンの色素は、布を染めるときの染料に使用されます。

最近では「青いバラ」に代表されるような、さまざまな花色の品種を育てるためにアントシアニンを利用する研究も進んでいます。

また、アントシアニンは、野菜、果物などの食用植物に広く分布しており、体内に入っても安全性が高いので、食品の着色料としてもよく利用されています。

また、アントシアニンは、植物が紫外線から自分の体を守るために作り出す色素で、抗酸化作用の強いフラボノイドの一種です。

ですから、体内でつくられる活性酸素を除去して病気を予防、改善する効果も期待できます。

また、血液を浄化し、動脈硬化や血栓ができるのを防止したり、虚血性心疾患や脳血管障害の予防など、アントシアニンは特に血管系の病気に対する役割が大きく期待されています。

そのため、ヨーロッパでは、脳血管障害を治療する医薬品の成分としてアントシアニンは利用されています。

また、アントシアニンは、筋肉疲労の抑制や過酸化脂質の増加を抑制するといった実験結果も報告されており、今後、医療分野での役割も期待される成分です。

日本では、ベリー類に多く含まれているアントシアニンの目に対する効果が広く知られ、サプリメントを利用する人々が増えています。

特に、ブルーベリーに多く含まれるアントシアニンは、ものが見えるために欠かせないロドプシンの再合成を促す働きがあり、眼精疲労や視力改善に大事な役割を果たしています。

この、アントシアニンの健康効果や、目に対する効果については、別の項で詳しく述べていますので、参考にしてください。