妊婦と葉酸サプリメントの摂取

葉酸とは水溶性ビタミンでビタミンB1の一種で妊娠期に不可欠な栄養素として厚生労働省でも摂取を推進しています。2002年からは母子手帳にも重要性の記述が載せられるようになりました。妊娠初期の4~12週の間は胎児の細胞分裂が活発な時期なのでお母さんの栄養不足などがおなかの中の胎児に影響を与えやすい時期です。脳や脊髄を形成する神経管が妊娠前期に正常に形成されないことによって起こる先天異常が神経管閉鎖障害ですが、葉酸を摂取することで神経管閉鎖障害の発症リスクを抑える効果があることが疫学調査によりわかっています。二分脊椎と言われる症状では、胎児の脊椎が二つに分かれてしまいます。
また以前から不足すると貧血になるともされていますし、妊娠中に不足するとつわりがひどくなる場合もあります。
神経管閉鎖障害は複合的な要因による発症ですが、葉酸は胎児の正常な発育に寄与する栄養素であることがわかっていますので実際に妊娠はいつ判明するかわからないため妊娠を希望している女性に摂取が望ましいと考えられています。
食品からでも栄養が摂取できるのですが、食品中に含まれてる場合では熱に弱い水溶性であることから調理中に分解されてしまい体内での摂取率が約50%となりサプリメントの場合よりも低くなるのです。名前の由来はフォリウムというラテン語で、葉を意味する言葉です。名前の通り野菜の葉っぱに多く含まれる栄養素ですので、ほうれん草やブロッコリー、春菊、アスパラガス、レタス、白菜に多く含まれています。他にもいちごや夏みかんなどのフルーツ、さつまいもや納豆にも多く含まれています。厚生労働省が示す摂取の目安は1日400マイクログラムで、これはほうれん草7束に相当します。熱に弱いことを考えるとさらにこの2倍の摂取が必要になります。栄養素の摂取は食事からというのは基本なのですが、これだけの量を毎日食べることはほとんど難しいので食品からだけではなくサプリメントでの摂取が推進されています。仮に取りすぎても尿や汗により排出されるため安心して摂取しやすい栄養素でもあります。サラダで食べたり、スープに調理して汁ごと食べるのは摂取に有効ですが、調理の際に塩分が多くなったり、ドレッシングやマヨネーズを多用すると過剰な糖分や油分の摂取の可能性があります。サプリメントで摂取すると、購入しやすい上に体内での有効栄養率が80%と高いこともメリットです。